生涯研修制度について

生涯研修は、都道府県社会福祉士会に所属する会員が倫理綱領に基づいた相談援助活動が行えるように必要な知識、技術の専門性と倫理性を常に向上させるために生涯にわたって行う研修の総称であり、生涯研修制度は今日の社会福祉の課題を解決するために、会員の自己研鑽の継続性を確保し、研修を通じて会員相互の連携を図ることによって、会員および本会の力量を向上していくことを目的としています。

生涯研修制度の課程

生涯研修制度は「基礎課程」と「専門課程」の2つの課程で構成され、それぞれの課程には「課程修了」という区切りを設けています。

  • 「基礎課程」・・・本会に入会してはじめに受ける課程であり、基礎研修Ⅰ、基礎研修Ⅱ、基礎研修Ⅲで構成されています。各研修1年、計3年度間で受講します。全てのカリキュラムを修了することで基礎課程修了となります。
  • 「専門課程」・・・第1期専門課程、第2期専門課程があり、社会福祉士としての研鑽を積み重ねる課程です。自身で研修計画を立てる課程です。社会福祉士として共通に必要な「共通研修」と、特定の領域による専門的な内容である「分野研修」とがあり、それぞれから研修を受講し各期において必要な単位の取得後に課程修了申請を行います。(第1期専門課程ではスーパービジョンを受けることが必要)

図:生涯研修制度の体系

(2020.4発行 社会福祉士生涯研修手帳より引用)