子ども家庭福祉委員会・令和元年度第4回定例学習会を開催しました

令和元年12月14日(土)10:30~12:00、今年度第4回子ども家庭福祉委員会定例学習会として大垣市にある地域子育て支援拠点「キッズピアおおがき交流サロン」の見学会を行いました。

まずキッズピアおおがき交流サロンの安田典子さんに地域子育て支援拠点やキッズピアおおがきについて教えていただきました。地域子育て支援拠点には、①子育て親子の交流の場の提供と交流の促進、②子育て等に関する相談、援助の実施、③地域の子育て関連情報の提供、④子育て及び子育て支援に関する講習等の実施、という4つの基本事業があります。キッズピアおおがきは、4つの基本事業を基盤としつつ、一時預かり、ファミリーサポートセンター事業、子育て世代包括支援センター(基本型)など複数の事業を併設し多機能的に支援を展開しています。

また子育て中の当事者による支え合いや「当事者性」を大切にしながら、子育て当事者である保護者が子育てに主体的になり、支援されるだけでなく支援される側にも自然に育っていく循環型支援を行っています。そのためスタッフの半数以上は元・利用者だそうです。

その後、施設内を見学させていただいたときに、廊下に子ども服やおもちゃなどがたくさん置かれていました。キッズピアおおがきでは、家庭で使わなくなった子ども服やおもちゃ、余っている紙おむつなどの育児用品を回収し、必要とする人に使ってもらうための「不用品交換会」を定期的に実施しています。見学したこの日、廊下にあったきれいに洗濯された子ども服は、次に着てくれる子どもたちを待っていたのでした。

昔は、親戚やお友達、ご近所同士で子ども服などをやりとりする姿もよく見かけましたが、今はこのような形で行われているのですね。でも、物を大切にリユースする心は、今のパパやママにも受け継がれているのだと思いました。